導入事例


女性一人ひとりの自分らしい
リーダーシップを追求

Q.本研修の導入に至った背景を教えていただけますか?

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女性向け研修というのは、何年も行っていなかったのですが、3年前から女性主任研修の企画を始めました。
身近に女性のロールモデルが当時あまりいなかったという問題もありました。女性で管理職になりたいと思う人も少なかったんですよね。
長時間労働を前提とした社会背景もあるなか、長時間労働を提供する代わりに、女性として代償を払わなければならない部分があるという矛盾を感じていた人も多かったのだと思います。
これらの課題について、ダイバーシティ推進センタが舵取りをすることになりました。そこで女性主任者層に社内インタビューをかけながら、実態を把握することを進めていきました。そのなかで、「私は他の人と違って・・・」とか、「私は、こう思うのですが、他の人はどうなのかなと・・・」という話が多く、他の人との違いを認識しようとしており、周囲を必要以上に気にしていると感じました。
私としては、若いんだから根拠のない自信でも、周りを気にせず果敢にチャレンジしてほしいと思ってしまうのですが、「その根拠が必要なんです・・」と言われることがあるんですよね。
他人との比較の中で生きるのではなく、自分自身の過去の棚卸しをし、良いところも悪いところも含めてしっかりと自分と向き合うことが大事なんだろうと思いました。そのような教育を広げていかなくてはと改めて強く感じていました。

Q.弊社を選択いただいたポイントと参加されたみなさんへの期待を教えていただけますか?

これからの学びのスタイルは、一人のロールモデルから多くのものを学ぶというよりは、複数の人から自分にとって取り入れたいものを学んで成長していくことのほうが今の時代に適しているんだと思います。私たちは、たくさん知っている人から教わることに慣れすぎています。身近にいる隣の人が先生で、あらゆる人から学ぶことができることを再認識することが必要です。

代表の島村さんの研修は、参加者が互いを尊重し、一人ひとりから学ぼうという価値観をとても大切にしている研修だということでした。また、開発背景として、ソフトバンクで多くの社内講師を育成するなかで活用されてきたご自身の経験を活かすストーリーテリングの技法を本研修に応用して開発してくださる点もよかったですね。

参加した女性社員には、現場で自分の経験や学んだことを周囲の人に話してもらうことがとても大切だと感じています。研修の場などでも若手の前でゲストスピーカーとして最近登壇してもらっていますが、これからより多くの場面で活躍していただきたいと思っています。

参加された女性リーダーのみなさま

(左から)
鈴田様
通信サービス本部 第1部 技師
松井様
社会イノベーション基盤開発本部
第2部 技師
渡邊様
プロセスコンサルティング部 技師
白石様
ビジネス・ソリューション部 技師

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鈴田様:
通信サービス本部 第1部 技師

主任になって時間が少し経ったのですが、日々の仕事に忙殺されるなかで、当初の志、何を目指していたのかを忘れかけていました。この研修を受けて、その想いを思い出すことが出来てよかったですね。日々、仕事をするなかで、リーダーは、正しくあるべきという考えが強すぎたと思っています。間違ってはいけないと強く思いすぎることがかえって、メンバーのみなさんにとって、意見が言いづらい環境を作ってしまっていたのではないかということに気付かされました。研修のなかで新しい見方を身につけることにより、以前よりチームがよりよい状態になっていくと感じています。

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渡邊様:
プロセスコンサルティング部 技師

とにかく普段より話しやすかった、という印象の研修でしたね。どのグループに移動しても、自分の言いづらい話も、非常に親身になって共感してくださる研修環境だったので、安心していろいろ話せたのがよかったです。この研修を通して、自分自身のことにしっかりと向き合うことができました。研修で新しい考え方や同僚からのアドバイスを得たことで、チームや周囲に対して、積極的にコミュニケーションをとっていくことに対してより前向きになれました。周囲と関わっていくことへの思いが、より強まったという感じですね。

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松井様:
社会イノベーション基盤開発本部 第2部 技師

仕事をする上で、女性にしかない感性ってあるなって思っているのですが、そのあたりの話って仕事をするうえでなかなか話す機会がないんですよね。周りの人も同じようなことで悩んでいることがわかり、安心出来たことで、一歩踏み出す自信がもてました。自分に自信がもてると、同じようなことで悩んでいる後輩の悩みに対して、なんとかしてあげたいなって素直に思えますね。自分の体験を話すことで自信が持てるようになるとは思っていなかったので意外でした。

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白石様:
ビジネス・ソリューション部 技師

過去の失敗で思い出したくないことがあったのですが、それを自分の言葉で整理し、伝えることができたことで、だいぶ吹っ切れました。失敗することが怖いという思考の癖を切り替える視点を学んだことで一歩踏み出すきっかけが得られたのは大きいと思います。
また、自分の経験を人前で話すことは恥ずかしさもあったのですが、しっかりと自分と向き合った内容を学習したストーリー構成に沿って話せば十分にできると感じましたね。今後はいろいろな場面で、習ったことを活かしていきたいと思っています。

聞き手:講師ビジョン株式会社 代表取締役 島村 公俊