社員同士が教えあう第3の実践的な学びの場
こんにちは。今日は、研修の内製化が目指す実践的な学びの場についてお伝えしたいと思います。
前段のまとめになりますが、限られた予算で行うOff-JT、限られた人数で行うOJT、これらをよりよくしていくことは必要でしょう。しかし、限定された条件の中だけで教育をせず、もっと広い視野で捉える必要があります。
たとえば、一人の対象者の教育を、シェアリングエコノミーの発想で、全社員の有休資産(時間、知識、ノウハウなど)を上手く活用しながら、育成していくのは有効です。
予算がなくても、社員が自分の知恵やノウハウを持ち寄り、互いに教えあう仕組みがあれば、間接的な人件費でキャッシュアウトを極限まで抑えながら、社員同士の実践的な学びの場が作れるのです。それには、研修の内製化という方法もありますし、勉強会というカジュアルな場を創るという方法もあります。このような学びの場は、他部門の人と知り合い、繋がることにもなるため、社内のネットワーク造りを強化するという効果もあります。
また、そもそも、社員の実践知を共有する場であるので、外部の人にはなかなか語れない実践的なノウハウを学べる場にもなるでしょう。現場OJTでは対応しきれないことも、社内にたくさんの教えてくれる人がいるならば、だいぶ助かると思いますし、OJTの全社底上げにも繋げていくことができます。変化の激しいなかで、全社で育成を盛り上げ、学び合う組織を創ることができたら、退職率は減り、エンゲージメントも自然と高まります。
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